城島茂のどっち派?!『カツラ』


【オープニング】
豊田さんが30のボーダーを越えた…というお話。
城島:誕生日の当日は何してた?何してた?何してた?
豊田:そんな3回も聞かなくても…^^;まずなった瞬間は、0時45分からTBSテレビでニュースを読んでいるもので、先輩の升田アナといたんですけど、5秒前からカウントダウンしていただいて…。でもその頃、報道局はものすごく忙しくて、ちょっとひんしゅくを買っちゃいました(苦笑)


【今週の一番】
城島:今日はボクから質問。今週、一番興奮したことは?
豊田:また城島さんは必ず台本と違うこと聞きますね!
城島:本当は“今週一番やっちまったという事は?”って書いてあんねんけど、
豊田:一生懸命考えてたのに。
城島:考えてんのわかったから(笑)


ホンマに茂さんは、イジワルというかイタズラ好きというか…(笑)
豊田さんが一番興奮したのは、やっぱり30になる瞬間。1時間前から「何かやり残した事はないか?!」とソワソワソワソワしていたそうです。当日のお昼頃も「私30だぁ!」と興奮していたとか。


【テーマについて】
今回のテーマは、『ズバリ、カツラってあり派?なし派?どっち派?!』です。
豊田さんは、なしでスッキリが好きだけど、一概になしとも言えないかなぁ…というご意見。
茂さん曰く「かっこいい・悪いという基準だけではなく、色んな悩みがつまっているんじゃないかと思う。人間にとってコンプレックスってなんだ?というのが見えてくると思う」と…。
豊田さんにも丸顔とかコンプレックスがあるし、茂さんも癖毛がコンプレックスで、昔からストレートへアに憧れていた…と。サーフィンとかやった後に海から上がって髪がサラサラッ…というのにすごく憧れていたそうです。サーフィンなんてやらないけど(笑)
コンプレックスの無い人間なんていない。完璧なのは東山さんぐらい…と言っていました(笑)


【リスナーの意見1】
「私もてっぺんが薄くなりましたが、つけると2度と外せない気がしてつけられません」


城島:女性にとっての化粧やね。百貨店とかでいいファンデーションをお試しでつけてもらったら、今までの使うんだったらこっち買うかな…と手放せなくなる。これをドラゴンボール化現象もしくは筋肉マン現象と呼びます。どんどん強い相手が出てきて、今までのは物足りなくなる、と…。


「会社である日カツラをつけてきた人がいましたが、今のカツラは精巧に出来ていて、わかりません。本人が明るくなるならいいのでは?」
「結構バレバレなので、そのままの方がいいのでは?ハゲよりカツラの方が気になって見てしまいます」


城島:自分ではうまいことやってるつもりでも、うまく出来てへんなって人いるじゃないですか?カツラに限らず、まゆ毛とか…。
豊田:すみません…(苦笑)
城島:いや、キミの事ちゃうけど…確かに昔あったけどね(笑)茶色基調にして、眉頭は黒なのに眉尻を思いっきり茶色でぐわって書いてた事あったよな。グレーとかアイボリー系にしろよって思ってたけど。よう見てるやろ?
豊田:ありがとうございます^^;今はちゃんと同系色を選ぶようになりまして…。


【コータリンの素晴らしきハゲの世界】
ゲストはコラムニストの神足裕司さん。


・私はこの世界のエリート
神足さんは大学後半ぐらいから髪が薄くなり始めたそうで、前からきたそうです。ちょっとウエーブがかかった癖毛で…というと、「ボクもウエーブかかってるんですけど…」と飛びつく茂さん^^;中学の時の友達で、髪が細くて「お前絶対ヤバイで」と言ってた友達がやっぱり薄くなってる、という話をしていました。


・この頭のおかげで大出世
男は老けて見えたほうが出世する、とよく言われるそうで、理由は貫禄があるように見えるから、と。
神足さんの主演映画が2本もあるそうです。それはやっぱりこの頭でこのキャラだったからじゃないか…と。


・神足のハゲ名言集
「ハゲとは結果ではなく過程である」
スダレはかっこ悪く見えるかもしれないけど、1・9分け、2・8分けとだんだん少なくなっていく過程があるからスダレが生まれる。何かかっこ悪いものを見ると過程なんだと思うようになったそうです。
城島:エジソンも実験していろいろ失敗して、助手の人が「失敗ですね」って言うけど、「これは成功だ」と…「失敗したってことがわかったから成功なんだよ、と…だから本当の失敗ではない、と。だから何でも否定的にならずに、過程なんだ、プロセスなんだって…ほんと前向きですよね。道はまっすぐですよ!


「少しでも髪が残ってればハゲじゃないのよ」
神足さんのお祖母さんのお言葉だそうです。それを聞いて、無い事を嘆くよりある事を誇った方がいい、と思ったそうです。すると、Aカップでも、その方がスマートに見えてかっこいいと思えば…と、女性の胸に置き換えて話す茂さん^^;


「ハゲはかっこ悪いかもしれない。だが、かっこ悪い自分に勝とうとする人は愛されるべきだ」
ハゲはかっこ悪くないと言い張るのはかっこ悪い。生きていくためには色んな事あるんだから、と戦う。
久米さんとか鳥越さんとか、ふさふさのお年寄りもいるけど、ハゲてから物を言えと思う。
茂さん、男の美学かな…深い!と大変感銘を受けておりました。


【リスナーの意見2】
「別に女性の化粧とか、胸を大きく見せるブラとかと同じだと思います」
「そもそも、カツラをハゲを隠すものだと思うのが間違い。お洒落のアイテムだと思えばいいんです。ただ、不自然だと周りが気を使うことになるので、つけるならわからないようにお願いします」これ私の意見です!きゃ〜!嬉しいけどなんか恥ずかしいっ!
「変に隠されるより、ありのままか、思い切ってお坊さんのように剃ってしまった方がいいと思います。キャップなどを被ればお洒落に見えるし…」


神足:これは芥川龍之介の「鼻」の世界ですね。お坊さんの鼻が大きいのは、大きいのが恥ずかしいんじゃない、恥ずかしいと思っている自分が恥ずかしい。
城島:本人が気にしすぎて周りが気を使ってるっていう状況あるよね。大丈夫、大丈夫って、だんだん面倒くさくなって、どうでもええやんって思いながら言ってるていうね。「太ってないわよぉ!」…っていう世界に似てるよね(笑)


「カツラはどうも許せません。髪が薄くなったらなったで堂々としていて欲しいです。うちのパパはやばいです。結婚前の条件は、パパがハゲたら、私が太ったら離婚でした。でもパパ、もしハゲても離婚しないよ。パパはパパだもんね。私は太らないように頑張るよ。でもカツラだけはダメだよ。潔くいこうね」


城島:なんや?ラジオ使って愛の告白?
神足:僕は女性がカツラを被っちゃいけないっていう人は腹が立つんですよ。いつもお化粧してる人が、スッピン見られるの嫌って、きゃ〜!って隠すでしょ?あの感覚とカツラ取る時きゃ〜!は同じなんですよ。女の人はいつも人を欺いてるくせに!
城島:僕もそれ言おうと思ったんです。同じ意見です!今、寝る時用のスッピン風メイクとかって雑誌に載ってたりすんねんぞ?
豊田:あ〜でも見たことあるかもしれない!
城島:この間、美容室行ったらそういう雑誌置いてて、どういうんかな?って見てみたん。サギやないか!人のこと言えんのかっ!(熱く叫んでます…^^;)


【カツラーの秘密】
2人目のゲスト、小林信也さんが登場。
スポーツライターさんで、ラジオの生放送中にカツラをカミングアウトしたそうです。
もちろんこの日もつけていて、触らせてもらったり興味津々で見せてもらっていました。
神足さんと小林さんにカツラーの秘密を伺います。


・その1「ミスター長嶋茂雄さんがきっかけでした」
長嶋さんが最初に監督を辞めて浪人していたとき、次はどこの監督になるのか聞き出せ…と言われ札幌で同行取材。
札幌ラーメンを一緒に食べる機会があり、写真を撮ってもらって、ワクワクしながら出来上がりを見たら、自分の薄毛にショックを受けてしまったと…。それからケアを開始。当時はカツラはみっともないというイメージだったし、見てるほうがが胸が痛くなるようなわかりやすい(小林さん曰く暴力的な)カツラをつけている人もいたので、カツラはそういうもんだと思っていて、自分が人にそういう精神的暴力を振るう事になるのかと思うと抵抗があったと…^^;
茂さんもおでこが広いので、話してて目よりちょっと上を見てるのがわかると、すっごい嫌だと言っていました。


・その2「カツラーは失明の危機よりカツラを優先する」
カツラをつけて何年目かの時、目が霞むので病院にいったら網膜剥離と言われた。
ここから即座に大きな病院になるべく振動を与えずにいくこと、少しでもバタンとなってぺろっと剥がれたら終わりだと言われたそうです…。その時、カツラをどうしようというのが一番に頭にあったと…。
病院の廊下をハゲで歩くのも勇気がいるし、でも外さなければいけないし…。
病院の駐車場で、車の中で外したけれど、外した後顔を上げるのに勇気がいったそうです。


【結果】
あり派63.4% なし派36.6%でカツラはあり派!


【城島の一言】
「コンプレックスが無い人なんて、いないよ。コンプレックスじゃなく、僕はそれを、自分らしさなんだと…感じていたい」


来週は、「オタク女子ってあり派?なし派?どっち派?!」です。